By whenis , 12 11月, 2025

七拼八凑
あちこちから寄せ集める
qī pīn bā còu‌‌

出典と典故

「七拼八凑」は中国の清時代の小説『歧路灯』第41回に初めて登場しました。原文では「織布機、紡花車儿、一个箱子、一張抽斗桌、七拼八湊、卖了也值两千多钱」と記されており、零散なものを組み合わせる意味で使われています‌。この成語は、零細なものを組み合わせて一つのものにすることを意味し、通常は否定的なニュアンスで使われます‌。

例文

彼の論文は新しいアイデアがなく、雑誌から東抄西抄して七拼八凑しただけだ。‌
(他的论文没有新意,只是从杂志上东抄西抄拼凑而成的。)‌

このプロジェクトは七拼八凑の計画で、失敗のリスクが高い。‌
(这个项目是拼凑的计划,失败的风险很高。)‌

By whenis , 11 11月, 2025

惊天动地
轟天動地
jīng tiān dòng dì‌

出典と典故
この成語は、唐代の詩人白居易の「李白墓」詩に由来します。詩の「可怜荒冢穷泉骨,曾有惊天动地文」という句で、李白の詩文が天地を驚かすほど壮大であると称賛しています。後世の文学作品(例:清代の「水浒後伝」)でも同様に、偉大な事業を形容する際に用いられてきました。

用例
‌文学用例‌
「比前番在梁山泊上更觉轰轰烈烈,做出惊天动地的事业来,功垂竹帛,世享荣华。」
(「水浒後伝」第一回より)

‌現代用例‌
「长期而又广大的抗日战争,是军事、政治、经济、文化各方面犬牙交错的战争,这是战争史上的奇观,中华民族的壮举,惊天动地的伟业。」
(現代中国語の歴史文書から)

この成語は、詩文の力や事業の規模が天地を揺るがすほど壮大であることを強調する際に用いられます。

By whenis , 10 11月, 2025

生龙活虎
生気に満ちた
shēng lóng huó hǔ

例文

‌若者たちが仕事をやり出すと、実にはつらつとして元気がよい。‌
(小伙子们干起活儿来真是生龙活虎。)‌

‌課間の運動場では、生徒たちが生龍活虎の様子で遊んでいた。‌
(课间操场上,学生们生龙活虎地玩耍。)‌

「生龙活虎」という中国の四字熟語は、日本語で「生気に満ちた」や「活力あふれる」と訳されます。この表現は、人や物事が活発で元気いっぱいである様子を形容する際に使われます。

出典‌

宋代の朱熹(朱子)の著作『朱子語類』第95巻に「只見得他如生龍活虎相似,更把捉不得」と記載されています‌。また、清代の呉趼人の『痛史』第5回にも「如生龍活虎一般,杀入陣去」という表現が登場します‌。

この成語は、活気に満ちた竜と虎をたとえ、人や物事が活発で元気いっぱいである様子を形容する際に用いられます‌。

By whenis , 9 11月, 2025

眼疾手快
手早目利
yǎn jí shǒu kuài‌‌

出典‌
明・施耐庵の『水滸伝』第43回に「倘或被眼疾手快的拿了送官,如之奈何?」と記載されています‌。また、清代の文康の『児女英雄伝』でも同様の表現が用いられています‌。

意味‌
「眼疾手快」は、目の鋭さと手の速さを形容する熟語です。具体的には、以下のように解釈されます‌:

眼疾(がんしつ)‌:目が鋭く、細かい変化や目標をすぐに見つける能力。
手快(しゅくわい)‌:動作が素早く、即座に行動を起こす能力。
緊急時の迅速な反応を称える際に用いられます。例えば、消防士が火災現場で素早く判断し救助する姿や、医師が緊急救命を迅速に行う様子を形容する際に使います‌。

例文
‌彼は手早目利に荷物を拾い上げた。‌
(他眼疾手快地捡起了行李。)

‌眼疾手快な反応で事故を避けた。‌
(凭借敏捷的反应避开了事故。)

By whenis , 8 11月, 2025

千辛万苦
四苦八苦
qiān xīn wàn kǔ‌‌

「千辛万苦」は中国語の成語で、‌「あらゆる困難と苦労を極め尽くす」‌という意味です。
この成語は、‌敦煌変文集‌(中国の古代仏教説教文書)に由来し、後に‌元代の張之翰‌の詩「元日」で定着しました。

‌例文:‌
‌彼は四苦八苦を経て、最終的に成功を収めた。‌
(他は千辛万苦を経て、最終的に成功した。)
‌地質探査隊はあらゆる労苦をなめ尽くして、数多くの新しい鉱脈を探し当てた。‌
(地質探査隊は千辛万苦をなめ尽くして、数多くの新しい鉱脈を探し当てた。)

‌補足:‌
日本語では「四苦八苦(しくはっく)」や「あらゆる苦労」と訳されます。
出典の「敦煌変文集」は中国の古代仏教文学の重要な資料です。

By whenis , 7 11月, 2025

日本語での対応表現‌
「胡言乱語」に対応する日本語の慣用句は「‌でたらめ‌」または「‌無茶苦茶なことば‌」です。

中国語の拼音‌
hú yán luàn yǔ

出典と意味‌
この成語は、中国の宋代の仏教典籍「五灯会元」に由来します。
「胡」は古代中国で西方や北方の少数民族を指し、ここでは「無作法な、理不尽な」という意味で使われています。
「胡言乱語」は、‌根拠のない、道理にかなわない言葉を言う‌ことを意味し、主に相手の言葉を軽蔑する際に使われます。

例文‌

彼の発言はまったくでたらめで、信用できない。
無茶苦茶なことばを言うな。

この成語は、現代でも「無責任な発言」や「理屈に反する話」を指す際に用いられます。

By whenis , 6 11月, 2025

旁敲侧击
páng qiāo cè jī‌
含义‌:比喻说话或写文章不从正面直接说明本意,而是用隐晦、曲折的方式影射或表达‌。
出处‌:最早见于清代吴趼人的《二十年目睹之怪现状》第二十回:“只不过不应该这样旁敲侧击,应该要明亮亮的叫破了他。”‌

日语解释(日本語での説明)
「旁敲侧击」は、日本語で「指桑骂槐」(しそうばかい)と対応する表現です。

意味‌:直接的な表現を避け、迂回して本意を伝えること。例:桑の木を指して、実際は槐の木を罵るような言い方‌。
出典‌:中国の清代小説《二十年目睹之怪现状》に初めて登場‌。
近義語と反義語
近義語‌:拐弯抹角、含沙射影、指桑骂槐‌。
反義語‌:直言不讳、直截了当‌。

このように、「旁敲侧击」は日本語の「指桑骂槐」と類似のニュアンスを持ち、中国語の古典文学から生まれた表現です。

By whenis , 5 11月, 2025

狂风暴雨
嵐(あらし)
kuáng fēng bào yǔ‌

「狂風暴雨」は、中国の古代文献《老子》第二十三章に由来する成語で、「飄風不終朝、驟雨不終日」(かぜが朝まで吹き続けることはなく、激しい雨が一日降り続くこともない)という思想を基にしています‌。この成語は、字面では猛烈な風雨を指しますが、比喩的に激しい政治闘争や人生の困難を表すこともあります。老子の哲学では、自然の力が強くても持続しないことを示し、持続力は穏やかで堅実なものであると説きます‌。

補足
日本語で「嵐」は台風や暴風雨を指すこともありますが、成語としての「狂風暴雨」の完全な訳はありません。具体的な文脈で「荒天」や「激しい風雨」と表現します‌。

By whenis , 4 11月, 2025

粉身碎骨
粉骨砕身
fěn shēn suì gǔ

日语介绍
‌粉骨砕身(ふんこつさいしん)‌
‌意味‌:力の限り努力すること。一生懸命に働くこと‌。
‌例文‌:会社再建のために粉骨砕身する(为重建公司全力以赴)‌。

‌出典と典故‌
“粉身碎骨”は中国語の成語で、唐代の敦煌文献《敦煌変文集・妙法蓮華経講経文》に「碎身粉骨」と記載され、身体を砕いても特定の目的を達成する献身の意を表す‌。日本語の「粉骨砕身」は同様の意味で、全力を尽くすことを指す‌。

‌関連表現‌

中国語の「粉身碎骨」は日本語で「粉骨砕身」と訳される。
日本語の四字熟語では「呉越同舟」「臥薪嘗胆」などが常用される。

By whenis , 3 11月, 2025

调兵遣将
調兵遣将
diào bīng qiǎn jiàng‌‌

調兵遣将」(ちょうへいけんしょう)とは、軍隊を動員し、将校を派遣すること。戦争や緊急事態における兵力の配置や指揮官の任命を指す。比喩的に、組織やプロジェクトで人材を適切に配置し、リーダーを選定することにも用いられる。

‌出典:‌
この成語は、中国の古典小説『水滸伝』(明代)に由来する。戦闘中に兵力を動員し、指揮官を派遣する場面で使われている。

‌意味:‌

本義:軍隊の動員と将校の派遣
比喩的意味:人材の配置とリーダーシップの確立
‌使い方:‌

軍事文脈:「敵の動向を分析し、迅速に調兵遣将する必要がある」
ビジネス文脈:「プロジェクト成功のために、適切な人材を調兵遣将する」