「万水千山」に対応する日本語の成語または表現は「千山万水(せんざんばんすい)」です。この四字熟語は、山また山、川また川という意味で、道のりが遠くて険しいことを形容します。
中国語の拼音は「wàn shuǐ qiān shān」です。
この成語の出典と典故については、主に二つの説があります。一つは唐代の詩人、賈島の『送耿処士』という詩で、「万水千山路、孤舟幾月程」という句が由来とされています。もう一つは、宋代の徽宗皇帝の詞『燕山亭・見杏花作』にある「天遥地遠、万水千山、知他故宮何処」という一節が挙げられます。いずれも、はるか遠く隔たった場所や、多くの山河という困難な道のりを表現するものです。
以下に、「万水千山」を用いた2つの例文とその説明を提示します。
例文: 紅軍不怕遠征難、万水千山只等閑。
説明: この句は毛沢東の『長征』という詩からの引用です。ここでの「万水千山」は、文字通り多くの山河という物理的な困難を指すと同時に、長征という歴史的大移動において兵士たちが直面したあらゆる艱難辛苦の象徴として用いられています。困難をものともしない革命精神を強調する表現です。