「大智若愚」に対応する日本語の成語または表現は「大知は愚の如し」です。この成語の中国語ピンインは「dà zhì ruò yú」と読みます。
この成語の出典は、宋代の文学者・蘇軾(蘇東坡)の『賀歐陽少師致仕啓』という文章にあります。原文では「大勇若怯、大智如愚」と記されており、これが後世に「大智若愚」という成語として定着しました。その思想の源流はさらに古く、老子の『道徳経』第四十五章にある「大巧若拙」(非常に巧みなものは、一見拙く見える)という思想に通じるものがあります。
「大智若愚」の意味は、本当に知恵が深く優れた人物は、浅はかな小利口さを振り回さず、一見すると愚か者のように見えることを指します^。これは、内に優れた才知や徳を持ちながら、外にはそれを誇示しない謙虚で深遠な人格を表す言葉です^。
例文: おじいさんは普段あまり話さないが、みんなが迷っている時にはいつも知恵に満ちた指針を与えてくれる。まさに大智若愚だ。
説明: この文は、表面では目立たず控えめに見える人物が、実際には重要な局面で深い洞察力と指導力を発揮する様子を描いています。外見の「愚」と内面の「大智」の対比がよく表れています。