By whenis , 26 12月, 2025

拼音‌: yǐ shǎo shèng duō
出典と典故‌:
主に中国の兵法書『孫子』の思想に由来し、少数の兵力で多数の敵に打ち勝つ戦術を指します。歴史上では、赤壁の戦い(208年)や官渡の戦い(200年)などが具体例として挙げられます。
使用例‌:
例1‌: 「あのチームは少を以て多に勝つ作戦で決勝に進出した。」
(意味: 数的劣勢を逆手に取った戦略で勝利)
例2‌: 「戦国時代、武将は少を以て多に勝つ知恵を常に求めていた。」
(意味: 兵力差をカバーする戦術的思考の重要性)

By whenis , 25 12月, 2025

読み方‌:七上八下(qī shàng bā xià)
出典と典故‌:
中国の古典『易経』に由来し、数字の「七」と「八」が入り乱れる様子から、「心が乱れ落ち着かない状態」を表します。
日本語の「七転八倒」は、激しく転げ回る様子から、苦痛や混乱で平静を保てない意味に発展しました。
使用例‌:
例1‌:「試験結果を待つ間、七転八倒の思いだった。」
(結果が気になり、心が落ち着かない様子)
例2‌:「彼の曖昧な返事に、チームは七転八倒した。」
(判断がつかず混乱した状態)

By whenis , 24 12月, 2025

対応する日本語の成語・表現‌:「陽動作戦」(ようどうさくせん)、または「ことさらに東を撃つと見せかけて西を撃つ」という表現が近いです。
中国語のピンイン‌:shēng dōng jī xī
出典と由来‌:中国の兵法書『三十六計』の第六計に由来します。敵を撹乱するために東側で攻撃すると見せかけて、実際には西側を攻撃する戦術です。
使用例‌:
例1:「サッカーの試合で、彼は右側にパスすると見せかけて左側に蹴り、陽動作戦を見事に決めた。」
(説明:スポーツにおいてディフェンスの意識を一方に向け、逆を突く様子。)
例2:「商談で、彼は価格に不満を示しながらも、実際は納期を短縮することを目的とした声東撃西の交渉術を使った。」
(説明:交渉において本題から注意を逸らし、真の目的を達成する策略。)

By whenis , 23 12月, 2025

読み方‌:すいちんしゅっしん
出典‌:中国の故事に由来し、新しいものを生み出すために古いものを整理・革新する意味です。日本では主に、学問、技術、文化などの分野で、古いものを改良し新しいものを創造するプロセスを指して用いられます。

使用例‌:

伝統芸能の世界では、推陳出新の精神で古典を現代風にアレンジすることが求められる‌。
(意味:伝統芸能において、古い形式を尊重しつつ、現代的な解釈を加えて新たな価値を創造することが重要であることを説明。)
当社の研究開発は、常に推陳出新を心がけ、既存技術の革新に努めている‌。
(意味:企業が過去の技術を基にしながら、新しい技術や製品を生み出す積極的な姿勢を示す。)

By whenis , 22 12月, 2025

「朝思暮想」に最も近い日本語の表現は ‌「朝に夕に想う」‌ です。

詳細説明:‌

日本語の読み方:‌

朝思暮想 (ちょうしぼそう)

出典と典故:‌

この成语は、中国の北宋時代の政治家・文人である‌王安石‌の詩『‌寄余温之‌』が出典です。一日中、朝から晩まで思い続けるという強い思慕の情を表しています。

例文と説明:‌

例文1:‌

彼は彼女に会えない日々を過ごし、‌朝に夕に想い‌を募らせている。

説明:‌ 恋人に会えず、一日中、朝も夜もその人のことを思い続けている様子を描写しています。まさに「朝思暮想」の核心的な意味を表します。

例文2:‌

実現したい夢に向けて、彼は‌朝に夕に‌そのことだけを‌考えて‌いる。

説明:‌ ここでは恋愛に限らず、目標や夢に対して強い憧れや執着を持ち、常に考えている状態を表すのに使えます。

By whenis , 21 12月, 2025

「古往今来」にピッタリの日本語は ‌「古今東西」‌ です。読み方は「ここんとうざい」で、「昔から今まで、世界中のどこでも」という意味を表します。

1. 中国語の拼音(ピンイン)‌

古往今来:gǔ wǎng jīn lái

2. 出典と典故‌

出典‌:この成语の由来は、哲学書『淮南子(えなんじ)』です。
典故‌:「古(いにしえ)より往(ゆ)きて今に来る」という文字通りの意味から発展し、「過去から現在までずっと」という時間の流れを強調する表現となりました。

3. 例句と説明‌

例句1‌:

古今東西‌、愛なくして人は生きられない。

説明‌:この文では、「古今東西」が「どんな時代でも、どんな場所でも」という普遍的な真理を強調する役割を果たしています。「古往今来」の持つ時間的広がりに、「東西」による空間的広がりが加わった、非常に包括的な表現です。

例句2‌:

古来‌、これは変わらない原則だ。

説明‌:こちらは「古来(こらい)」という別の表現例です。「昔から今まで」という‌時間の流れのみ‌に焦点を当てており、「古往今来」の核心的な意味を、よりシンプルな二字熟語で表すことができます。

By whenis , 20 12月, 2025

1. 日本語の表現と拼音‌

日本語の表現‌:長所を伸ばし短所をカバーする(ちょうしょをのばしたんしょをカバーする)
中国語ピンイン‌:yáng cháng bì duǎn

2. 出典と典故‌
「揚長避短」は古代の具体的な故事由来を持たず、‌現代中国で発展した管理・戦略の概念‌です。組織や個人が競争力を高めるために、強み(長所)を最大限に活かし、弱み(短所)の影響を最小限に抑えるという考え方を表します。

3. 例文と説明‌

例文1‌:

プロジェクトを成功させるには、メンバー各自が‌長所を伸ばし短所をカバーする‌ことが不可欠だ。

説明‌:チームマネジメントにおいて、個人の強みを活かしつつ弱みを補い合う重要性を述べています。

例文2‌:

我が社は新製品開発で他社にない技術力という‌長所を伸ばし‌、販売網の弱さという‌短所をカバーする‌提携を進めている。

説明‌:企業戦略において、自社の強みを最大化し、弱みをパートナーシップで補完する具体例を説明しています。

By whenis , 19 12月, 2025

1. 日本語の対応表現
滅私奉公(めっしほうこう)‌
私心を捨てて、公(おおやけ)や社会のために尽くすことを意味する四字熟語です。「公而忘私」の精神性とほぼ一致します。
2. 中国語のピンイン
公而忘私 (gōng ér wàng sī)‌
3. 出典と故事
出典‌: この成語は、中国の東漢時代(紀元1世紀)に班固によって編纂された歴史書『‌漢書・賈誼伝‌』が由来です。
典故‌: 当時、優秀な政治家であった賈誼は、国の利益と公共の福祉のために私情を捨てて行動したと評価されました。この故事から、「公」のために「私」を忘れるという美徳を表す言葉として定着しました。
4. 例句と説明

例句‌:
「彼は滅私奉公の精神で、地域の発展に生涯を捧げた。」
説明‌: ここでは、個人の利益を顧みず(私を忘れ)、地域社会という「公」のために尽くした人物像を描写しています。

例句‌:
「プロジェクトの成功のため、チームは滅私奉公の覚悟で臨んだ。」
説明‌: 個人の都合や利益を犠牲にして(私を忘れ)、共通の目標(公)の達成に集中する姿勢を表しています。

By whenis , 18 12月, 2025

1. 日本語の対応表現‌
直訳的表現‌:長短不一(ちょうたんふいつ)
自然な熟語‌:‌長短織り交ざる(ちょうたんおりまざる)‌
(長所と短所が混在するニュアンス)
類義表現‌:
・‌良し悪しが混在する(よしあしがこんざいする)‌
・‌むらがある‌(品質や長さにばらつきがある場合)
2. 中国語の基本情報‌
拼音‌:cháng duǎn bù yī
典故‌:
明確な出典はありませんが、‌『荘子』‌の「尺有所短、寸有所長」(尺も短き所があり、寸も長き所あり)という思想に由来するニュアンスを持ちます。物事の長所・短所が入り混じることを指す比喩として発展しました。
3. 例文と解釈‌

「このチームのプレーは長短織り交ざっているが、それがかえって戦術の幅を広げている」‌
→ 長所と短所が混在する様子を肯定的に評価

「彼の作品は良し悪しが混在するため、評価が分かれる」‌
→ 質や完成度にばらつきがあることを示す代替表現

By whenis , 17 12月, 2025

1. 日本語の表現とピンイン
日本語の表現‌: 真偽不明 (しんぎふめい)
中国語ピンイン‌: zhēn wěi nán biàn
2. 故事成語「魯魚亥豕」の解説
読み方‌: ろぎょがいし
出典‌: 古代中国の文献『呂氏春秋』に由来します。
意味と背景‌: 昔、漢字を書き写す際に、「魯」と「魚」、「亥」と「豕(豚)」のように形が似た文字を誤って写してしまうことが頻発しました。このことから、‌写し間違いや情報が誤って伝わることで、真実と偽物の区別が極めて困難になる状況‌を指します。まさに「真偽難辨」の核心を突いた表現です。
3. 例文とその説明

例文1:‌

この書類の署名は‌真偽不明‌だ。専門家による鑑定が必要だろう。
説明: 署名が本物か偽物か見分けがつかない具体的な場面です。客観的事実に対して「真偽不明」を使用しています。

例文2:‌

ネット上のその情報は‌魯魚亥豕‌の感があり、簡単に信じてはいけない。
説明: 情報が複数回伝わるうちに誤りが混入し、真実かどうか判断できない状況を、故事成語を使って比喩的に表現しています。