By whenis , 20 8月, 2018

この駅名の由来には2つの説がある。明時代、この土地には"牧草の王"とよばれるムラサキウマゴヤシ(別名:アルファルファ。多年草の帰化植物)が広範囲にわたり植えられ、育った牧草は宮廷の馬の餌となっていた。清代に入り、村が形成され、苜蓿地(ムラサキウマゴヤシの中国名)と呼ばれた。民国時代になり発音は同じだが、漢字が誤って伝わり現在の木犀地となったいうのが一つの説である。

 もう一つの説は、ここは道教寺院である白雲観があり、ホンカンゾウ(ユリ科。中国原産の多年草)が咲く場所として知られていた。ホンカンゾウの黄金色はまるで金木犀のようだったため、この地は"木犀地"と呼ばれたということである。『明世宗実録』には、明代の軍隊がムラサキウマゴヤシを植え、それを餌にし、馬を飼育したとの記述があることから、最初の説のほうが有力であろう。

 現在のこの駅は首都博物館へのアクセスの最寄駅として知られ、周辺には中国科学院、財政部、国家統計局、国家糧食部、全国総工会などの機関がある。

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 首都博物館(首都博物馆)

By whenis , 7 8月, 2018

この駅のどの出口から出ても、真っ先に目に飛び込んでくるのは雄大で荘厳な建物だ。この建物こそ、中国人民革命軍事博物館である。この駅は博物館を中心とし、北側には桜のある公園として知られる玉淵潭公園、西側には道をひとつ隔てた所に中華世紀壇がある。

 このほか周辺には中国科技部、中国鉄道部などの国家機関が集中している。

 観光スポット

 中国人民革命軍事博物館(中国人民革命军事博物馆)

 "建国10周年の十大建築"、"世界十大軍事博物館"、"中国唯一の大型総合軍事歴史博物館"など多くの名誉な名で呼ばれるこの博物館は建国10周年に向け"首都十大建築"の一つとして1958年に建設が始まった。そして1960年に正式に開館した。正門上部に掲げられ館名は毛沢東の筆によるもの。

 入場料:無料

 開館時間:11月~3月 8:30~17:00

     4月~10月 8:00~17:30

 休館日:毎週月曜日

 アクセス:地下鉄B出口出てすぐ。

 玉淵潭公園(玉淵潭公园)

By whenis , 6 8月, 2018

この駅の名前は文字通り"5本の松の木"に由来している。200年あまり前、この辺りは清の提督、邵英の墓地であった。この墓地には5本の松の老木があったため、付近の住民はここを"五棵松(五本松)"と呼んだ。1966年に地下鉄工事が始まった時、1号線はちょうど、この松の木の下を通っており、松の老木はほどなく枯れてしまった。その後、新しい松の木が記念に植えられた。

 しかし、今日の人々がこの駅名を聞いて、思い浮かべるのは北京オリンピックである。ここにある五棵松体育館はアジアの中でもNBAの風格をもつバスケットボール場で、2008年のオリンピックでバスケットボールの試合が行われた。

 観光スポット

 五棵松バスケットボール館(五棵松篮球馆)

By whenis , 4 8月, 2018

八宝山は東西に2つの峰から成っており、海抜は103メートル。北京の西山(西部の山地の総称)の前に広がる平原の中の残丘である。なぜ、八宝山と呼ばれているのか?民間に伝わる伝説には、山中の洞穴には、八つの宝が埋まっているそうだ。金の牛、金の馬、金の鳥、金の臼、金の研ぎ道具、金の豆、金のちりとりと金のかごである。しかし、実際には、ここは耐火土、白土、灰石、赤土、石炭、カオリン、砂利などの建築材料が豊富に産出する山々であり、文字どおりこれが、現代の「宝」となっている。

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 八宝山革命公墓

 この公墓(共同墓地)は最高レベルの園林式の墓地である。ここはかつて明、清時代の宦官たちが余生を過ごした場所であった。1946年に国民党政府がここに烈士のための祠を建て、1949年新中国成立後は政府の要人が埋葬される場所となった。また著名な科学者、作家もここに眠っている。

 公墓内はいくつかの区間に分けられ、一般の人が参観できる区域は限られており、また許可証が必要な区もある。しかし清明節には、一部が一般開放され参観することができる。

 アクセス:地下鉄B出口より東へ徒歩500メートル。

By whenis , 3 8月, 2018

この駅は当初"八角村"と呼ばれ、石景山遊楽園が建てられたあと、「八角遊楽園」と改められた。付近には、この遊楽園のほか老山自転車館、マウンテンバイク場とBMX(競技用の小径自転車)場がある。

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 石景山遊楽園(石景山游乐园)

 ここはヨーロッパの雰囲気をもった大型アミューズメントパークである。数多くのアトラクションのほか、シーズンごとにイベントも行われている。とりわけ廟会とよばれる縁日は伝統的なものではなく、西洋風にアレンジされたもので、北京の8大廟会の1つになっている。

 入園料:10元/人

    4月1日~10月31日 8:30~17:00

    11月1日~3月31日 9:00~16:30

 アクセス:地下鉄A出口より出て西方向へ徒歩およそ200メートル。

 老山自転車館

 ここは2008年の北京オリンピックで自転車競技が行われたスタジアムである。自転車館、マウンテンバイク館、BMX競技館の3つに分かれている。オリンピック後は自転車プロジェクトの普及の場として利用されている。

By whenis , 22 7月, 2018

2008年のオリンピックを契機に、北京市内では新たに5号線、10号線、4号線といった地下鉄路線が開通し、現在は15号線の建設工事が行われている。まるで最近の出来事のように思われるが、地下鉄はすでに40年以上の歴史を持っている。

 北京で初めて地下鉄工事が開始されたのは、1965年7月1日である。中国初の地下鉄である。およそ4年の歳月をかけ、1969年10月に開通し、1号線と名づけられた。この時、ワシントン、サンフランシスコ、シンガポール、ソウルといった国際都市でさえ、まだ地下鉄はなかった。北京も人口300万足らず、移動は歩行か、人力車でバスの乗る人も少なかった時代に、戦争に備えた軍事施設として建設されたのである。

 1号線は北京市内を東西を貫き、北京の金融、トレンド、政治、商業の4つの中心地をつないでいる。また軍事博物館、首都博物館、国家大劇場、故宮、天安門といった有名な観光スポットがたち並ぶ路線でもあり、古代の北京と現代の北京をつないでいる。

 蘋果園駅(苹果园站)

By whenis , 20 7月, 2018

現在、北京市内にはかつての城壁がわずかに残るばかりだが、明、清時代の北京は城壁に囲まれた街であった。城壁は内側の城壁と外側の城壁という二重の城壁から成っていた。「内九外七」と言われ、これらの城壁には内壁に9 つ、外壁に7 つ、あわせて16の門があった。しかし、この門の中に現在の復興門と建国門は含まれていない。

 以前、この二つの門は、通行の便のためにただ城壁に穴をあけただけのものであり、通称、後明門と長安門と呼ばれていた。1946年に後明門は建国門、長安門は復興門と改められたのである。

 地下鉄の駅名に「門」がつく名前が多いのは、この城壁の門の名残である。現在、駅の周りには中国人民銀行や中国銀行監督局、中国証券監督管理委員会や国内外の銀行が集中する「金融街」となっている。

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 呂祖宮

 ここは清代に建てられた道観(道教寺院)で、現存する中でも比較的、小規模のものである。現在北京市の重点保護文物に指定されている。

 アクセス:地下鉄A出口出て、右400メートルほど。

By whenis , 18 7月, 2018

この線は地下鉄1号線の延長路線で、東へと伸びています。2001年に着工し、2003年に開通しました。四恵駅を出発し、土橋駅が終着駅です。およそ18キロに13の駅が設置されています。この線の開通により北京の東エリアが大きく発展しました。

 高碑店駅

 昔、国は南でとれた食料を北へ運ぶために運河を利用しましたが、このあたりは遼・金の時代、その運河の埠頭でした。皇帝のための食糧の集散地で当時は非常に栄えていました。

 また民間に伝わる話では、高碑店はかつて、高蜜店という名前だったそうです。これはこの地域には養蜂場があり、蜂蜜を買い求める人が多かったことに由来しています。

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 中国紫檀博物館

 中国で最大規模の紫檀芸術が鑑賞できる博物館です。しかも民間の個人博物館です。全国政協商委員の香港富華国際グループの代表、陳麗華がおよそ2億元を投じてつくったもので、1999年に開館しました。貴重な木材で作られた調度品・芸術品など、約1000点が収蔵されています。

By whenis , 14 7月, 2018

東直門は元代に建設され、崇仁門と呼ばれていました。明代初めに改築され、明の洪武年間に現在の東直門となりました。北京城が建設される際、材料となる木材の運搬口であったため「木門」と呼ばれていたそうです。この門は北京内城にあった九つも門の中で一番小さな門でした。しかし、現在は長距離バスの発着所やバスステーションがあり東エリアの交通の中心となっています。バスのほか、地下鉄2号線の乗り換え駅、そして空港線の発着駅でもあり、いつも旅行者の姿が絶えない場所です。

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南館公園

 現在の南館公園がある場所はもともと銅工場でした。1956年に北京市は緑地化計画を進め公園となりました。公園の北側にはロシア大使館があり、大使館が置かれる前には北京で初めて造られたギリシア正教の教会がありました。ここが一般には「南館」と呼ばれていたことにちなみ、南館公園となりました。

アクセス:地下鉄A出口出て、東直門内大街に沿って西へ。

東直門内北中街を右折し北へ。

By whenis , 13 7月, 2018

五道口は「北京の国連」のような場所です。高校や大学がたくさんあります。語言大学、清華大学、北京大学などなど。とりわけ語言大学には世界各国からの留学生が中国語を学んでいます。ここには100を以上の異なる地域からやってきた外国人留学生が集まる場所と言われています。そのため、中国でありながら、様々な文化の片鱗が感じられる場所です。カフェや多国籍のレストランも多く、各国のグルメも楽しめます。とりわけ韓国人学生が多いため、街も韓国色が濃く、歩いているとハングル語が聞こえることも珍しくありません。

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 北京語言大学

 この大学の建物はこのエリアのランドマーク的な役割を果たしています。「万国壁」と言われる壁には160カ国の国名が刻まれています。160カ国からおよそ7000名を超える学生が在籍しており、「ミニ国連」とも表され中国学習に最適の大学です。2008年に北京オリンピックが開催された際には、「ミニ五輪」という言い方も登場しました。キャンパス内を歩けば、韓国のチマチョゴリ、日本の和服、タイの織物、メキシコの麦わら帽子など、各国を代表する品々を見ることができます。