1. 日本語の対応表現
「有名無実」(ゆうめいむじつ)が最も直接的で一般的な対応する四字熟語です。
他にも、以下のような表現が状況に応じて使われます。
形だけである
名ばかりで実態がない
看板に偽りあり(やや批判的なニュアンス)
2. 「有名无实」の中国語ピンイン
yǒu míng wú shí
3. 「有名无实」の出典と典故
この成語の出典は、古代中国の歴史書『国語・晋語八』と、それに基づく『戦国策・秦策四』にあるとされています。
典故:
春秋時代、晋国の大臣・叔向が斉国の宰相・晏嬰との会話の中で、晋国の現在の状況を嘆きました。叔向は、晋国の公室(王室)はかつての繁栄を失い、軍隊は弱体化し、有能な家臣もいなくなったと述べ、「有名而无実」(名ばかりで実質がない)と表現しました。これが、形や名声だけが立派で、中身や実力が伴わない状態を指す言葉として使われるようになった由来です。
4. 「有名无实」の例文と説明
例文1:
あの会社は「ワークライフバランスを重視する」と謳っているが、実際は終電まで働くのが当たり前で、有名無実だ。