「達人」を目指して日々猛勉強に励む中国語学習者は少なくありません。そんな彼らが重視しているものは何でしょうか。私が見る限り、「発音」と「語彙」に力を入れている学習者が多いようです。
発音
発音の良し悪しはその人の中国語能力評価に大きな影響を与えます。人に喩えて言えば外見みたいなものでしょう。外見だけでは人の良し悪しがわからないように、発音だけではその人の中国語能力の高低を測ることはできないのですが、人が往々にして外見で他人を判断してしまうように、中国語能力も発音の良し悪しで判断されてしまう傾向が強くあります。
では、発音は中国語の「達人」の条件となるのでしょうか。
個人的には「正」でもありまた「否」でもあると考えます。発音の良し悪しは大切ですが、絶対的なものではないからです。