語学の世界ではよく「マスター」という言葉が使われます。語学教材でもよく「●日で英語をマスター」「●●で中国語をらくらくマスター」という言葉を見かけますね。
で、そもそも、「マスター」とはどのようなことを言うのでしょうか。
「マスター」は英語 master のカタカナ発音です。この語彙はいろいろな語義を持ちますが、ここで言う「マスター」は「~を修得する、習得する、極める、使いこなす」の意味でしょう。要は英語なり中国語なりを「習得する、極める」ことを言います。
では何を以って「習得した、極めた」とするのでしょうか。
身近な例として?語学スクールや語学教材の体験談を見てみましょう。「英語が口をついて出てきました。」「中国語のままスッと頭に入ってきました。」「中国語がすごくお上手ですね、と中国人に褒められました。」なんて言葉が踊っています。要は会話やリスニングができたり、ネイティブスピーカーに褒められればマスターとなるのでしょうか。