By whenis , 12 4月, 2019

日本語にも「二」を含む四字熟語もありますね。例えば、一石二鳥。中国語にもあります。"一石二鳥"。同じ漢字を書きます。しかし、ちょっと調べてみたら、この言葉には、由来の故事などがありません。しかも、昔の中国には石で鳥を採る習慣がありません。だから、個人の推測ですが、中国語の"一石二鳥"は、恐らく近代に入ってから、日本語からの逆輸入なのかもしれません。

 実は、「一石二鳥」は日本生まれの言葉ではありません。17世紀のイギリスのことわざ「kill two birds with one stone.」(一つの石で二羽の鳥を殺す)の訳語だそうです。出典は中国ではなくイギリスです。日本語の四字熟語はほとんど中国からのものですが、逆に、中国には日本から輸入したものもあります。これはやはり漢字が中国にとって、分かりやすいからですね。

 中国語には、「一石二鳥」と全く同じ意味の四字熟語もあります。「一箭双雕」(いっせんそうちょう)、或いは、「一挙二得」というのがあります。

 「一箭双雕」、一発の矢で、二羽のワシを射たという意味です。日本語の一石二鳥と同じ意味ですが、もっと颯爽とした感じがします。そして、「一挙二得」、日本語では、一挙両得と言いますね。一つの行為で二つの利益が得られる。「一箭双雕」や一石二鳥の解釈と同じです。

By whenis , 9 4月, 2019

【带节奏】(dài jiézòu)リードする、リーダシップを振るう.

 「节奏」はリズムの意味で、「带」は「誰かを伴って何かする」という意味ですが、ここでは引き起こす、とか、様子のわからない人に追従させるために煽り立てるという意味になります。これは元来ゲーム用語で、eスポーツの世界から広まったものです。

 そもそもはDota2やLOL(リーグ・オブ・レジェンド)のゲーム中継でよく使われ、経験豊かなプレイヤーあるいは優位にあるヒーローがチームをリードし、チームワークの整った攻撃や防御をすることを表します。「带起一波节奏」として、リズミカルな戦いや息のあったプレイを展開する様を言ったものです。

 この言葉もまた、例に漏れず、使う人が増えるに連れて適用範囲が拡大されて行きます。ある程度普及した後は、ゲームに限らず、ある事件や話題について、一部の人が故意に煽動したり、全く逆の意見を投げかけることで、様子のわからない人に追従させたり、時には論争を引き起こそうとします。こうして人をたきつけることをするのも「带节奏」といいます。後者はディベートの世界でDevil's advocateとも呼ばれるものです。

 

By whenis , 7 4月, 2019

発音解説

1.第三声の声調変化

 第三声が二つ並んだ場合、初めの第三声は第二声に変化する。例えば、“你好”の“你” と“很好”の“很”は、ともに第二声に発音する。ただし、声調符号は変えない。

By whenis , 3 4月, 2019

1.中国語の語順 

一般に主語が前で、述語や目的語がその後に来る。主に主語と目的語になるのは名詞または代名詞であり、述語になるのは主に動詞または形容詞である。

你好! Nǐ hǎo!(主語+述語)

By whenis , 2 4月, 2019

(一)

(田中さんが中国に留学しました。張先生が李先生を彼女に紹介します。

By whenis , 26 3月, 2019

現代漢語“普通”(中国語の共通語)には400余りの基本音節がある。中国語の音節の大多数は“声母” “韻母” “声調”の組合せからなる。音節の頭の子音が“声母”、その後ろの部分が“韻母”、声の上げ下げが“声調”である。

By whenis , 20 3月, 2019

国貿駅(国贸站)

 「国貿」という名前は、国際貿易センターの略称であり、これがそのまま駅名になっています。1993年に国務院の批准をうけ、およそ4平方キロメートルの国際的なビジネスエリアがつくられることになりました。国貿易はこのエリアの中心に位置しています。高さ330メートルの国際貿易センターは北京で最も高いビルです。周りに近代的な高層ビルが立ち並ぶ、オフィスビル、ホテル、ショッピングビルが一体となったエリアで、多くの外資系企業の拠点があります。また地下鉄10号線への乗り換え駅でもあります。

観光スポット

建外SOHO

 日本の建築家、山本理顕氏によって設計されたビル群です。広いエリアの中に大小様々なキューブ型のビルが並び、住宅、オフィス、ショップエリアがあります。透明感のある、白いビルは、清潔感があり都会的な空間を生み出しています。オフィス街でもあるため、平日のカフェは、パソコンを開くビジネスマンや、商談や打ち合わせをする人で賑わっています。

アクセス:地下鉄C出口出てすぐ。

宋庄芸術家村(宋庄艺术家群落)

By whenis , 1 2月, 2019

灯市口駅(灯市口站)

 その名の通り灯市口の名前は京城の「灯市」に由来しています。「灯市」とは「元宵節(旧暦1月15日の伝統的な節句)」に使われる飾り提灯を売る市や提灯で飾られた街のことです。灯市はもともと五鳳楼(紫禁城の正門)に設置されていましたが、その後現在の東華門外の灯市口大街一帯に移りました。

 灯市が行われている間は、昼は市場、夜は明かりが掲げられました。道の両脇には飾りつけられた小屋が立ち並び、さまざまなデザインの飾り提灯が通りの端から端まで掲げられました。小屋の上に布を張り、酒を出す店もあり、当時の高官や身分の高い人々がこれらの店を貸切り、提灯の眺めを楽しみました。提灯のほかにも、音楽や雑技の出し物も催され、大変賑やかでした。

 清の時代になり、この当たりは旗人(清朝の八旗に属する人)の居住地となり、漢民族は全て前三門以外に移り、東華門外の灯市の城壁の外へと移されました。現在、残念ながら灯市は失われ、その名前のみが地名となって残っています。

 観光スポット

中華聖書会遺址(中华圣经会遗址)