文法ノート-動態助詞Ⅰ 動作の完了を表す「了」

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語では、英語のように動詞の過去形、未来を表す助詞などはない。いわゆる、時制はない。現在の事を話しても、過去の事でも、未来の事でも動詞は変化しない。

 時制はないが、動作の状態がどうであるか、それを表す動態助詞というのがある。動作が完了していることを表す「了」、経験を表す「过」、継続を表す「着」の3つ。

 今回は、動作が完了していることを表す「了」を学ぶ。

 来(来る)/来了(来た)

 看电视(テレビを見る)/看了电视(テレビを見た)

 動作の完了だから、過去のことをいうことが多いのだが、この「了」が動詞の後ろに着いていても、必ずしも過去の話ではないこともある。

 到了饭店,给我打电话。(ホテルに着いたら、私に電話をください。)

 「到饭店」はホテルに着くことで、「到了饭店」はホテルに着くことが完了する。着くという動作は完了するけど、話自体は未来の話である。

 疑問文

 最後に「吗」を付ける。

 例:

 到饭店了吗?(ホテルに着きましたか?)

 昨天看电影了吗?(昨日、映画を見ましたか?)

 否定文

 今までは、「有」以外は「不」を動詞の前に着けたが、今回は「没(有)」で否定する。「不」は使わない、「了」は外す。

  我没看电影。(私は映画を見ませんでした。)

 ※目的語の前に数量詞もつけない。   

 买了三本书。(三冊本を買いました。)

 没买书。(本を書いませんでした。)

 ※過去の習慣、恒常的な行為を表す時は、「了」を付けない。

 我每天给她打电话。(僕は毎日彼女に電話していました。)

 ※非動作動詞「是」「在」「觉得」の後ろには「了」を付けない。    

 在北京。(北京にいました。)

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