中国語会話 1日ひとつ中国語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話 1日ひとつ中国語

文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson11 終結を表す“过” 解説

这本书我看过了,你拿走吧。

(この本は私は読み終わりました,持って行ってください。)

[Zhè běn shū wǒ kànguo le, nǐ názǒu ba.]

明天你吃过晚饭来一趟。

(明日夕食が済んだら来てください。)

[Míngtiān nǐ chīguò wǎnfàn lái yí tàng.]

動詞の後につくアスペクト助詞“过”には,経験を表すもの(cardset-039)のほかに,動作の完了・終結を表すものがあります。「~し終えた」という意味です。経験の“过”よりも少し結果補語に近い性質を持っているので,これをアスペクト助詞ではなく結果補語と扱っているものもあります。
 発音は,経験の“过”が必ず軽声だったのに対して,終結を表す“过”のほうは軽声で読んでも第4声で読んでもどちらでもかまいません。
 形式上の特徴は,後に“了”を伴うことができることです。経験の“过”は“了”を伴うことはできませんから,“~过了”という形があったら,その“过”は終結を表す“过”だと考えて間違いありません。
 なお,否定の言い方をするときは“没(有)”で否定して“过”は消え,“还没~呢”のパターンで言うことが多いです。

文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson11 経験を表す“过” 解説

アスペクト助詞“过”
「~したことがある」という経験を表すには,動詞の後にアスペクト助詞の“过”をつけて表します。“过”は発音は“guo”で,軽声です。

我去过北京。

(私は北京に行ったことがあります。)

[Wǒ qùguo Běijīng.]

否定形・疑問形
 また,「~したことがない」という否定は,副詞“没(有)”で打ち消したあと,アスペクト助詞の“过”はつけたまま残します。疑問文には,以下の2つのタイプがあります。

这本小说我没看过。

(この小説は私は読んだことがない。)

[Zhè běn xiǎoshuō wǒ méi kànguo.]

形容詞+“过”
 一部の形容詞には“过”をつけることができ,かつてそうであったことがあるという意味を表します。

这个孩子小时候胖过,后来瘦下来了。

(この子は小さい頃太っていたことがあるが,その後やせた。)

[Zhèige háizi xiǎo shíhou pàngguo, hòulái shòuxiàlai le.]

文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson10 動作の時間 解説 2

時間量を表す数量フレーズの位置と意味

 回数と同様に,時間量を表す数量フレーズも動詞の後に置き,動作の時間を表します。これも文成分としては目的語と分析する考えと,補語と分析する考えがあります。

休息十分钟

(10分間休む)

[xiūxi shí fēn zhōng]

看两个小时

(2時間見る)

[kàn liǎng ge xiǎoshí]

学四年

(4年間勉強する)

[xué sì nián]

このように,動詞の表す動作が一定時間持続するタイプの動詞に時間量がついた場合は,動作の持続時間を表しますが,動作が持続せず一瞬で終わるタイプの動詞の後に時間量がついた場合は,その動作が終わってからどのくらい時間がたったかという経過時間を表します。

他走了两天了。

(彼が去ってから2日がたった。)

[Tā zǒule liǎng tiān le.]

他回来半个小时了。

(彼が帰ってきてから30分たった。)

[Tā huílai bàn ge xiǎoshí le.]

文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson10 動作の回数・動量詞 解説 2

数量フレーズの位置
 「何回~する」という動作の回数は,<数詞+動量詞>の数量フレーズを動詞の後に置いて表します。これを文成分としては目的語と分析する考えと,補語と分析する考えがあります。ここでは目的語と分析する立場をとっていますが,みなさんはそのような理論的なことは気にせずに,実際の用法を学習しましょう。

  那个问题,我们讨论过两次,还准备再讨论一次。
  (その問題は,私たちは2回議論したことがあるが,まだ

  もう1度議論する予定である。)  请等一下。(ちょっと待ってください。)

動量詞 量詞のうち,事物を数える単位である「名量詞」はで学習しました。量詞のもう一方の,動作の回数を数える量詞を「動量詞」と言います。常用される重要な動量詞には以下のようなものがあります。

動量詞       意味
次          ~回,~度
回          ~回,~度
遍          始めから終わりまで通して~回
趟         往復の回数を~回
顿         食事・叱責などについて~回
下         様々な回数,“一下”で「ちょっと」

文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson10 動作の回数・動量詞 解説 1

目的語との語順
 1つの文の中に,目的語と,回数を表す数量フレーズ(以下「回数」と表記)の両方が用いられる際の語順は以下のようになります。
(1)目的語が一般の名詞のとき:動詞+回数+目的語
  他敲了三下门。(彼はドアを3回ノックしました。)
  我看了一遍展览会。(私は展覧会を1遍見ました。)

(2)目的語が人名・地名のとき:動詞+回数+目的語/ 動詞+目的語+回数 いずれもOK
  我去过上海一次。(私は上海に一度行ったことがあります。)
  我去过一次上海。(同上)

(3)目的語が代名詞のとき:動詞+目的語+回数
  我见过他一次。(私は彼に1度会ったことがあります。)
  我去过那儿两次。(私はそこに2回行ったことがあります。)

(4)動量詞が名詞からの借用のとき:動詞+目的語+回数
  他打了我一拳。(彼は私を1発ガンとなぐった。)
  他踢了狗一脚。(彼は犬をひと蹴り蹴った。)

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