By whenis , 3 2月, 2022

目的語との語順
 1つの文の中に,目的語と,回数を表す数量フレーズ(以下「回数」と表記)の両方が用いられる際の語順は以下のようになります。
(1)目的語が一般の名詞のとき:動詞+回数+目的語
  他敲了三下门。(彼はドアを3回ノックしました。)
  我看了一遍展览会。(私は展覧会を1遍見ました。)

(2)目的語が人名・地名のとき:動詞+回数+目的語/ 動詞+目的語+回数 いずれもOK
  我去过上海一次。(私は上海に一度行ったことがあります。)
  我去过一次上海。(同上)

(3)目的語が代名詞のとき:動詞+目的語+回数
  我见过他一次。(私は彼に1度会ったことがあります。)
  我去过那儿两次。(私はそこに2回行ったことがあります。)

(4)動量詞が名詞からの借用のとき:動詞+目的語+回数
  他打了我一拳。(彼は私を1発ガンとなぐった。)
  他踢了狗一脚。(彼は犬をひと蹴り蹴った。)

By whenis , 2 2月, 2022

動作の回数を数える量詞を「動量詞」と言います。
 「何回~する」という動作の回数は,<数詞+動量詞>の数量フレーズを動詞の後に置いて表します。
動詞 回数
看一遍
(1度読む)
去一趟
(1度行く)

那个问题,我们讨论过两次,还准备再讨论一次。

(その問題は,私たちは2回議論したことがあるが,まだもう一度議論する予定である。)

[Nèige wèntí, wǒmen tǎolùnguo liǎng cì, hái zhǔnbèi zài tǎolùn yí cì.]

我看了一遍展览会。

(私は展覧会を1遍見ました。)

[Wǒ kànle yí biàn zhǎnlǎnhuì.]

我去过上海一次。

(私は上海に一度行ったことがあります。)

[Wǒ qùguo Shànghǎi yí cì.]

我见过他一次。

(私は彼に一度会ったことがあります。)

[Wǒ jiànguo tā yí cì.]

他打了我一拳。

(彼は私を一発ガンとなぐった。)

[Tā dǎle wǒ yì quán.]

By whenis , 1 2月, 2022

動詞の重ね型の文法的意味と表現意図
 動詞の重ね型は,動作の時間や回数が少量であることを表します。
 また,動作の時間や回数が少量であるということから,「ちょっと~する」というように,語気を和らげるために用いられます。行なう動作が少量であるということは,主語がその動作に対して気軽に取り組めるという意図が働き,動作主の動作に対する気軽な・気楽な取り組みを表すためにしばしば用いられます。

他病了,我们去看看他吧。

(彼は病気になったので,彼をちょっと見舞いに行きましょう。)

[Tā bìng le, wǒmen qù kànkan ba.]

这个问题需要考虑考虑。

(この問題はちょっと考えてみる必要がある。)

[Zhèige wèntí xūyào kǎolǜkaolü.]

她想了想说:“还是你去吧!”

(彼女はちょっと考えると「やはりあなたが行ってよ」と言った。)

[Tā xiǎnglexiang shuō:“Háishi nǐ qù ba!”]

またそこから,「ちょっと~してみる」と気軽に試してみる意味も生まれます。

这个收音机坏了,不信你听听。

By whenis , 30 1月, 2022

動作を表す動詞を重ねて用いて,動作の時間や回数が少量であることを表すことができます。これを「動詞の重ね型」と言います。

  他病了,我们去看看他吧。

  (彼は病気になったので,彼をちょっと見舞いに行きましょう。)

  请你介绍介绍北京的情况。

  (北京の状況をちょっと紹介してください。)

 重ね型の2つ目の動詞は軽く発音されます。

他病了,我们去看看他吧。

(彼は病気になったので,彼をちょっと見舞いに行きましょう。)

[Tā bìng le, wǒmen qù kànkan ba.]

这个问题需要考虑考虑。

(この問題はちょっと考えてみる必要がある。)

[Zhèige wèntí xūyào kǎolǜkaolü.]

她想了想说:“还是你去吧!”

(彼女はちょっと考えると「やはりあなたが行ってよ」と言った。)

[Tā xiǎnglexiang shuō:“Háishi nǐ qù ba!”]

这个收音机坏了,不信你听听。

(このラジオは壊れた,信じないならちょっと聴いてみてごらん。)

By whenis , 29 1月, 2022

願望や意欲を表す助動詞に“想”“要”“肯”“敢”,義務・当為を表す助動詞に“应该”“要”“得”などがあります。
1.義務・当為を表す助動詞
(1)应该「~すべきである」
  我们应该好好儿学习。(私たちはちゃんと勉強すべきだ。)

(2)得「~しなければならない」
  我明天还得来一趟。(私はまだ明日一度来なければならない。)
[注意]“要”②や“得”のような義務を表す意味の否定は“不用”を用い,「~する必要はない,~しなくてよい」という意味を表します。
  我们早就认识,不用介绍。

  (私たちはとっくに知り合いだから,紹介する必要はありません。)

2.願望・意欲を表す助動詞
(1)想「~したい」
  我想看电视。(私はテレビが見たい。)

(2)要
 ①「~したい」
  我要喝咖啡。(私はコーヒーが飲みたい。)
[注意](ⅰ) 否定の「~したくない」は“不想~”を使います。“不要~”は「~してはいけない」という禁止表現になります。
 (ⅱ) 同じ「~したい」でも,“想”は願望,“要”は意志ですから,意味上は“要”のほうがずっと強い要求を表します。

By whenis , 28 1月, 2022

願望や意欲を表す助動詞に“想”“要”“肯”“敢”,義務・当為を表す助動詞に“应该”“要”“得”などがあります。ここでは代表的なものだけをあげてみます。

(1)想:~したい
  你想看电影吗?(あなたは映画を見たいですか。)

(2)要:
 ①~したい
  我要喝可乐。(私はコーラが飲みたい。)
 ②~しなければならない
  我明天一定要回家。(私は明日には必ず家に帰らなければならない。)

(3)应该:~すべきである
  你应该认真学习。(あなたはまじめに勉強すべきだ。)

我想看电视。

(私はテレビが見たい。)

[Wǒ xiǎng kàn diànshì.]

我要喝咖啡。

(私はコーヒーが飲みたい。)

[Wǒ yào hē kāfēi.]

衣服脏了,要洗。

(服が汚れたので,洗わなければならない。)

[Yīfu zāng le, yào xǐ.]

他不肯来。

(彼は来ようとしない。)

[Tā bù kěn lái.]

我一个人不敢去旅行。

By whenis , 27 1月, 2022

「~できる」という可能の意味を表す助動詞には以下の3つがあります。

(1)能:能力があって~できる
  他的病好了,能走路了。(彼は病気が治って,歩けるようになった。)

(2)可以:条件が許して~できる
  这个地方可以参观。(ここは見学できる。)

(3)会:技術をマスターして~できる
  你会游泳吗? (あなたは泳げますか。)

 それぞれ中心的な意味であり,その他にもいくつか意味があります。

能力の意味を表す助動詞には“能”“可以”“会”の3つがあります。
1.能
(1)「能力があって~できる」
これが“能”の中心的な意味です。
  他的病好了,能走路了。(彼は病気が治って,歩けるようになった。)

(2)「客観的な条件のもとで~できる」
  九点以前他能到这儿。(9時以前に彼はここに来ることができる。)

(3)「許可されて~できる」という意味もありますが,これは“可以”の否定形として使います。

2.可以
(1)「客観的条件のもとで~できる」
  这间屋子可以放三张床。(この部屋はベッドを3つ置くことができる。)

By whenis , 26 1月, 2022

他的病好了,能走路了。

(彼は病気が治って,歩けるようになった。)

[Tā de bìng hǎo le, néng zǒu lù le.]

九点以前他能到这儿。

(9時以前に彼はここに来ることができる。)

[Jiǔ diǎn yǐqián tā néng dào zhèr.]

这间屋子可以放三张床。

(この部屋はベッドを3つ置くことができる。)

[Zhè jiān wūzi kěyǐ fàng sān zhāng chuáng.]

这次考试,可以带词典。

(今回の試験は辞書を持ち込んでよい。)

[Zhè cì kǎoshì, kěyǐ dài cídiǎn.]

这本书写得不错,你可以看看。

(この本は良く書かれているから,ちょっと読んでみたらどうですか。)

[Zhè běn shū xiě de búcuò, nǐ kěyǐ kànkan.]

他会说汉语。

(彼は中国語を話せます。)

[Tā huì shuō Hànyǔ.]

那件事别人是不会知道的。

By whenis , 25 1月, 2022

連動文の意味からの分類
 連動文を,その連続した動詞句間の意味関係から分類すると,以下のようなものがあります。

(1)前後して起こる動作を表す。
  我买瓶汽水喝。(私はサイダーを1本買って飲みます。)

(2)後の動詞句が前の動詞句の目的を表す。
  我去机场接朋友。(私は空港に友人を迎えに行きます。)

(3)前の動詞句が後の動詞句の方式を表す。
  我骑自行车去。(私は自転車に乗って行きます。)

(4)肯定と否定を並べてある事実を説明する。
  他紧握朋友的手不放。

  (彼は友人の手をしっかりと握って放しませんでした。)

(5)前に動詞“有”を使うもの。(この場合後置修飾語のような意味関係になります。)
  我有件事跟你商量。(私はあなたに相談することがあります。)
 
 連動文では,例外もありますが,おおまかに言えば,事態の起きる順,道理の上での順に動詞句を並べるという原則があります。

他天天念书、看电视。

  (彼は毎日本を読んだりテレビを見たりしている。)