中日成語・ことわざ 柳暗花明 liǔ àn huā míng

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By whenis , 17 3月, 2026

「柳暗花明」は日本語でも同じく「柳暗花明(りゅうあんかめい)」という四字熟語として用いられます。この語は、文字通りには柳が茂って薄暗い中に花が明るく咲く美しい春の景色を表しますが、比喩的には行き詰まった状況から一転して希望や新しい展開が訪れることを意味します。

1. 読み方と中国語のピンイン‌

日本語の読み方‌: りゅうあんかめい
中国語のピンイン‌: liǔ àn huā míng

2. 出典と典故‌
この成語の最も有名な出典は、中国・南宋の詩人、陸游(りくゆう)の詩『游山西村(ゆうさんさいそん)』です。詩の中の「山重水復疑無路、柳暗花明又一村(さんちょうすいふくみちなしとうたがい、りゅうあんかめいまたいっそん)」という一節が広く知られています。この句は、山や川が幾重にも重なり行く手が閉ざされたかと思った瞬間、柳の緑陰と明るく咲く花の中に突然新しい村が現れる情景を詠んでおり、困難の後に訪れる光明や転機を象徴する表現として定着しました。なお、唐の時代の王維や武元衡の詩にも同様の表現が見られることが指摘されています。

3. 使用例と説明‌

例文1‌: 長い間の研究が実を結ばず諦めかけていたが、ある日突然実験が成功し、まさに‌柳暗花明‌の感があった。
説明‌: ここでは、行き詰まりや困難(研究の停滞)を経て、突然の成功(実験成功)という望ましい転機が訪れた状況を「柳暗花明」という比喩で表現しています。
例文2‌: この地域は、新しい交通網の整備をきっかけに観光客が急増し、‌柳暗花明‌のごとく活気づいている。
説明‌: この例では、インフラ整備という契機によって地域の状況が一変し、新たな発展や活気が生まれた様子を「柳暗花明」に喩えています。

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