「不进则退」の日本語における対応する成句や表現は「流れに逆らって船を進めるようで、進まなければ退く」、または「進まなければ退く」と要約されることがあります。この概念を表す日本語の諺として「学問は水に逆らって舟を進めるようで、進まなければ退く」という表現が用いられます。
「不进则退」の中国語ピンインは「bù jìn zé tuì」です。
この成語の出典は、宋代の朱熹(しゅき)の『朱子語類』に「凡人不进则退也」とあることに由来するとされています。また、より古い出典として、春秋時代の『鄧析子・無厚篇』に「不进则退,不喜则忧,不得则亡,此世人之常」とあるとの説もあります。有名な典故としては、明代の『増広賢文』に収録され、清代の思想家・梁啓超が「学如逆水行舟,不进则退」という形で広めたことが知られています。これは、学問や努力が逆流する川で舟を漕ぐことに似て、前進を止めれば後退してしまうという喩えです。
以下に2つの例文とその説明を示します。
例文: 現在、新型コロナ対策の取り組みは『流れに逆らって船を進めるようなもので、船を進めなければ押し戻される』という重要な時期にある。
説明: この例文は、困難な状況にある物事(ここでは感染対策)が、継続的な努力を怠ればたちまち後退してしまう危うい局面にあることを、「逆水行舟、不进则退」の表現を用いて強調しています。
例文: 同時に、世界が新たな激動と変革の時期に入る中、経済のグローバル化は流れに逆らって船を進め、進まなければ後退するという厳しい試練に直面している。
説明: この例文は、グローバル化という大きな潮流が逆風に直面している状況を描き、そのような中では前進し続けることができなければ後退を余儀なくされるという、成語が持つ普遍的な教訓を国際的な文脈に当てはめて説明しています。
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