「先苦后甜」の日本語における対応する成語や表現としては、「先苦后甜」の概念に近い「先憂後楽(せんゆうこうらく)」が挙げられます。これは、優れた為政者や指導者が、民衆に先立って国事を憂え、民衆が楽しんだ後に自分が楽しむという、苦労を先にして後に安楽を得るという教えを表す四字熟語です。また、より日常的な諺としては、「苦あれば楽あり」や「艱難汝を玉にす」などが同様のニュアンスを持ちます。さらに、具体的な行動指針として「川越して宿を取れ(かわこして やどをとれ)」という諺もあり、これは困難なことを先に済ませておけば後が楽になるという「先苦后甜」の考え方を示しています。
「先苦后甜」の中文拼音は「xiān kǔ hòu tián」です。
この成語の出典は、現代中国の作家・王朔の小説『我是你爸爸』であるとされています。古典的な故事に由来するものではなく、比較的新しい成語です。その意味は、まず苦難を経験し、その後で幸福な日々を送ることを指します。
以下に2つの例文とその説明を提示します。
例文: 彼は長年苦学して博士号を取得し、今では安定した研究職に就いている。まさに先苦后甜の人生だ。
説明: この文では、長期間の苦しい勉強(苦)という努力を先に行った結果、安定した職業(甜)という実りを得た人生を「先苦后甜」と表現しており、努力が報われる過程を描いています。
例文: このプロジェクトは初期の資金集めや人材確保が非常に大変だったが、今では順調に利益を上げている。先苦后甜を実感する。
説明: この文では、プロジェクト開始時の苦労(苦)と、その後の順調な業績と利益(甜)を対比させ、「先苦后甜」という経験則が現実のものとなったことを述べています。
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