大材小用(たいざいしょうよう):四字熟語としてそのまま使われます(やや硬い表現)。
過大評価された人材を小さな仕事に使う:説明的な言い方。
鶴を鶏に使う(つるをにわとりにつかう):優れた人をつまらない仕事に就かせるたとえ(慣用句)。
大根を正宗で切る(だいこんをまさむねできる):立派な刀で大根を切るように、才能や道具を無駄に使う意味(ことわざ)。
中国語ピンイン:dà cái xiǎo yòng
出典と典故
この成語は古代中国の故事に由来します。南宋の詩人・陸游が、友人に送った詩「送辛幼安殿撰造朝」の中で、「大材小用古所嘆、管仲蕭何実流亞」と詠んだのが初出とされます。意味は「優れた才能を持つ人物を小さな仕事に使うことは、昔から嘆かれてきた」というものです。後に、才能や能力が高い人や立派な材料を、それに見合わない小さなことに使う愚かさを指すようになりました。
例文と説明
例文:
「彼は博士号を持つ研究者なのに、単純なデータ入力ばかりさせられている。まったくの大材小用だ。」
説明:高度な知識と技能を持つ研究者が、単純作業に従事させられている状況を批判的に表現しています。
例文:
「この名刀で野菜を切るなんて、大材小用もいいところだ。もっとふさわしい使い道があるはずだ。」
説明:価値の高い道具(名刀)を、それに見合わない日常的な作業に使っていることを指摘し、無駄遣いをたとえています。
まとめ
日本語では「鶴を鶏に使う」が日常的で、「大材小用」は文章語として使われます。いずれも「優れた能力や資源を、小さなことに浪費する愚かさ」を表す点で共通しています。
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