一来二去
yī lái èr qù
日本語訳: 行き来を重ねるうちに
意味(日本語): 何度も行ったり来たり(交流したり)する間に、次第に。
「一来二去」の出典は、清代の小説『紅楼夢』第五十八回です。
典故の説明:
元々は、人と人が行ったり来たり(交流)を重ねるうちに、次第に親しくなる様子を指していました。時間の経過や行為の繰り返しを通じて、自然と関係や状況が変化・進行していくというプロセスに焦点を当てた表現です。後世では、単なる人間関係から、物事が繰り返されるうちに結果に至る、より広い状況を説明するようになりました。
例文と解説:
例: 彼らはもともと隣人同士だったが、行き來を重ねるうちに 親友になった。
(中国語原文:他俩本是邻居,一来二去便成了好友。)
解説: 頻繁に交流するうちに、自然と関係が深まったことを表す、最も典型的な使い方です。
例: やり取りが重なり、そのうちに誤解も解けた。
(中国語原文:经过多次沟通,一来二去误解也消除了。)
解説: 「そのうちに」でも、「時間の経過や回数の積み重ねの中で、結果的に」というニュアンスを出すことができます。
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