1. 日本語の対応表現
キョロキョロする 最も一般的な口語表現。落ち着きなくあちこちを見回す様子を表す擬態語。
左顾右眄(さこべん) 書き言葉や改まった場面で使われる成语。優柔不断で決断できないネガティブな意味合いが強い。
2. 「左顾右盼」の基本情報
中文拼音:zuǒ gù yòu pàn
出典と典故:
この成语の由来は、唐代の詩人、李白 の名詩 『行路難(こうろなん)』 にある 「左顧右盼生光辉」 という一節です。
元々の意味は「振り返り雄々しく見渡せば、輝きが生まれる」という、威風堂々としたポジティブな様子を表していました。しかし、現代では「落ち着きがなく周りをうかがう」「決断をためらう」というネガティブな意味で使われることがほとんどです。
3. 例文と説明
キョロキョロする
「彼は初めての場所でキョロキョロしながら出口を探した。」
説明:初めての環境で不安そうに、あるいは目的を探してあちこちを見回している様子を表します。動作そのものに焦点があります。
左顾右眄(さこべん)
「重要な決断で左顾右眄していれば、チャンスを逃すだろう。」
説明:重大な決断を下す際に、あれこれ迷ってばかりいて決断できないネガティブな状態を強調します。結果として機会を失うという戒めの意味を含みます。
今日の会話で「キョロキョロする」を使ってみませんか? 例えば、電車で誰かを探している友人を見かけたら、「あの人、キョロキョロしてるね」と一言つぶやいてみるだけで、自然に身につきますよ。
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