世界一の大仏「楽山大仏」の神秘を探る

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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楽山大仏は、凌雲大仏とも呼ばれています。世界最大の仏像だとされるこの大仏は中国四川省楽山市の南、岷江東岸の凌雲山にあり、大渡河、青衣江と岷江が合流する地点に臨み、山であり、仏像でもあり、3世代の職人が約90年かけて完成させたものです。

 楽山大仏は山を背に建造され、仏像の頭部が山頂と同じ高さとなり、両手が膝の上に置き、両足が河に踏む形となっており、均整のとれた体つきと厳かな表情を見せています。仏像の彫刻は細部に至るまで精巧そのもので、古代職人の知恵を感服させると同時に、畏敬の念を覚えさせます。

 「楽山大仏はスフィンクスやネイル河谷にある王家の谷など、世界の他の石刻と匹敵できる」、「こんなに奇妙な自然と文化の景観があるなんて不思議に思う」と、国連世界遺産委員会の上級顧問を務めるジム・サンセール博士は1996年に楽山大仏を見学した際にこのように語りました。彼の目から見た楽山大仏は世界に公認された著名な石刻芸術の逸品と匹敵できるものだということです。

 「楽山大仏は中国の僧侶が残してくれた貴重な財産であり、古代労働者の汗と知恵の結晶であることから、全人類の遺産として保護すべきだ」と、国連世界遺産委員会の専門家シルバー教授はこう語りました。歴代に大切に保護されてきたため、千年の歴史を経た楽山大仏は現在も完璧な状態となっています。

 精緻極まる仏像の彫刻で名が知られる楽山大仏は、敦煌石窟、雲岡石窟、龍門石窟、大足石刻と共に中国の「五大石窟」と併称されています。歴代の楽山人民の保護により、楽山大仏は全人類の共同遺産となりました。

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