中日成語・ことわざ 去伪存真 偽物を取り去って本物を残す

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By whenis , 23 2月, 2026

「去伪存真」に対応する日本語の成語や表現は「偽物を取り去って本物を残す」です。また、同様の意味を持つ表現として「偽りを去り真を存す」とも言い換えられます。

この成語の中国語での発音(拼音)は「qù wěi cún zhēn」です。発音のポイントとしては、「qù」は「チ(ュ)ィー」のように、「qu」を「q」と「ü」の組み合わせとして発音します。「wěi」は「ウェイ」、「cún」は「ツゥ(ェ)ン」、「zhēn」は「ヂェン」に近い音です。

「去伪存真」の出典は、唐代の殷璠が編纂した詩選『河岳英灵集』の序文にまで遡ります。そこでは「悪華好朴、去偽従真」(華美を嫌い質朴を好み、偽りを去って真に従う)という理念が述べられており、文学創作が質朴なものに回帰することを提唱していました。その後、北宋の釈惟白による禅宗の史書『続伝灯録』にも「権衡在手、明鏡当台、摧邪輔正、去偽存真」(秤を手に持ち、明鏡を前にして、邪を砕き正を助け、偽りを去り真を存す)と記され、広く知られるようになりました。

以下に、「去伪存真」の使用例を2つ挙げ、その意味を説明します。

歴史研究における使用例‌:
「歴史資料は往々にして矛盾しており、真偽を見極め、去偽存真の鑑別作業を真摯に行う必要がある」。

説明‌:この文では、歴史研究において矛盾する資料から虚偽の情報を取り除き、真実の部分だけを残して精査するという、研究の核心的なプロセスを「去伪存真」という成語で表現しています。

情報社会における使用例‌:
「ネット上のニュースを検証する際や、虚偽訴訟事件を処理する際には、『去伪存真』の態度が求められる」。

説明‌:この例では、インターネット上の虚偽情報の取捨選択や、法的手続きにおける事実認定という現代的な文脈で用いられています。虚偽(偽)の要素を排除し、真実(真)の核心を見極めるという、認識や判断における基本的な態度を示しています。

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