1. 対応する日本語表現
成句:難を転じて福となす(難を転じて福とする)
読み方:なんをてんじてふくとなす(ふくとする)
意味:災難や危機に遭遇しても、それをうまく利用し、逆に幸せや利益に変えること。中国語の「逢凶化吉」とほぼ同じ意味です。
2. 中国語の拼音と意味
拼音:féng xiōng huà jí
意味:凶事(不幸なこと)に遭遇しても、それを吉事(縁起の良いこと)に転じること。危険な状況を脱し、無事吉祥となることを指します。
3. 出典と典故
この成句は、明代の小説『水滸伝』第四十二回に由来するとされています。具体的なエピソードとして、主人公の一人である宋江が江州で救出された後、追っ手を避けて逃亡する中で危機的状況に陥りますが、それを巧みに切り抜け、最終的に無事に脱出する場面が描写されています。このような経緯から、「凶に逢って吉に化す」、つまり災難を乗り越えて幸運に転じることを表す成句として定着しました。
4. 使用例
例文:今回のビジネス上の危機は、チームの結束力を高める機会となり、まさに難を転じて福となしたと言える。
説明:一見すると悪い出来事(ビジネス危機)が、結果的には良いこと(チームの結束力向上)につながったことを、「難を転じて福となす」を使って表現しています。
例文:大地震という凶事に見舞われたが、地域社会の絆が深まったことで吉に転じ、復興への道が開けた。
説明:「逢凶化吉」の字面を活かし、「凶」(地震という災害)が「吉」(地域の絆深化と復興への契機)に変化したという構造で例示しています。
コメント