中日成語・ことわざ 明修栈道 陽動作戦

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By whenis , 17 1月, 2026

1. 対応する日本語表現:‌

「陽動作戦」(ようどうさくせん)‌
「見せかけの行動」(みせかけのこうどう)‌
「虚を突く」(きょをつく)‌(文脈による)

最も直接的なのは「‌陽動作戦‌」で、偽りの行動で相手の注意を引きつけ、本命の行動を隠す戦術を指します。

2. 中国語拼音:‌
míng xiū zhàn dào

3. 出典と典故:‌
「史記・淮陰侯列伝」に由来します。前漢時代、韓信が劉邦に仕えていた時、関中地方を平定する際の戦術です。韓信は大軍を率いて‌険しい山道の桟道(はしご状の道)を大規模に修理する様子をわざと見せ‌、敵(章邯)の注意を引きつけました。その間に別働隊で‌迂回して陳倉から奇襲‌し、勝利を収めました。この故事から「‌明修栈道、暗度陳倉‌」という成語が生まれ、後に前半だけでも同様の意味で使われるようになりました。

4. 例文と説明:‌

例文1:‌

彼は‌明修栈道‌の策を使い、表向きは交渉を続けながら、裏では新たな市場開拓を進めた。
説明:‌ 表面上は交渉(偽りの行動)で相手の注意を引きつけ、実際の目的は別の市場開拓(本命の行動)であることを示しています。

例文2:‌

サッカー試合で、‌明修栈道‌のように左サイドで攻撃を装い、右サイドから決定的なシュートを放った。
説明:‌ 左サイドでの攻め(陽動)で敵の防御を引きつけ、逆側から本当の攻撃を仕掛ける戦術の比喩です。

補足:‌
日本語では「‌陽動作戦‌」が最も一般的ですが、故事成語として「‌明修栈道、暗度陳倉‌」をそのまま引用する場合もあります。ビジネスやスポーツなど、戦略的な欺瞞を指す際に広く応用可能な表現です。

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