百依百顺
千依百顺/せんいひゃくじゅん
bǎi yī bǎi shùn
出处与典故
「百依百顺」は、非常に従順であることを意味する中国の慣用句です。この語句の出典は、明代の凌濛初(りょう・もうしょ)の著作『初刻拍案惊奇』(しょっかくはいあんきき)の第十三巻に記されています。原文では「做爷娘的百依百顺,没一事违拗了他」とあり、親が子供に対して何でも従う様子を表しています。同書の第二十七巻でも「千依百顺」と同様の表現が用いられています。
例句及说明
例句:这安公子是那女孩儿一般百依百顺的人。
说明:この例は清代の文康(ぶん・こう)の『儿女英雄传』(じにょ・えいきゅうでん)第三回にあります。「安公子」という人物が、少女のように何でも言いなりに従う性格を持っていることを、比喩的に表現しています。
例句:父母疼爱孩子是可以理解的,但不要对孩子百依百顺,娇惯溺爱。
说明:この例は現代の使用例です。親が子供を愛し過ぎて、何でも承知するような過剰な愛情を注ぎすぎることは、教育上良くないことであるという教訓を込めています。
近義語と反義語
近義語:言听计从、千随百顺、唯命是从
反義語:我行我素、刚愎自用、毫不迁就
このように、「百依百顺」は、無原則に他人の意に従うことを表す、古くから使われてきた表現です。
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