中日成語・ことわざ 惩前毖后 chéng qián bì hòu‌

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By whenis , 27 2月, 2026

「惩前毖后」に対応する日本語の成語またはフレーズは「前者の覆るは後車の戒め」です。この表現は、前の車が転覆したことを後の車の戒めとする、つまり前の失敗を後の教訓とするという意味で、中国語の「惩前毖后」(前の誤りを後の戒めとする)とほぼ同じ意味を持ちます。

この成語の出典は『詩経・周頌・小毖』にあり、「予其惩而毖后患」という一節が由来です。典故は、西周時代、幼少で即位した周の成王が、叔父の周公旦の補佐を受けていましたが、他の叔父である管叔鮮と蔡叔度が周公が王位を狙っているという噂を流しました。成王が一時的に周公を遠ざけた隙に、管叔らは反乱を起こしました。危機的状況の中で成王は周公を呼び戻し、反乱を鎮圧してもらいました。この経験を経て、成王は宗廟で「私は(この過ちを)懲らしめ、後々の患いを慎むだろう(予其惩而毖后患)」と述べ、過去の過ちから教訓を学び、将来の過ちを戒める決意を表明したのです。この故事が「惩前毖后」という成語の由来となりました。

以下に「惩前毖后」の使用例を2つ示します。

組織や個人の反省として‌:「今回のプロジェクト失敗の原因を徹底的に分析し、惩前毖后の精神で、今後の作業プロセスを改善していく必要がある」。この文は、過去の失敗を教訓として将来の過ちを防ぐという、この成語の核心的な意味を表しています。

個人の成長や学習の場面として‌:
「試験で犯した計算ミスを、惩前毖后の心構えでノートに詳しく記録し、同じ過ちを二度と繰り返さないように対策を立てた。」
この文は、個人が過去の失敗(試験のミス)を真摯に受け止め、それを将来の戒めとして具体的な行動(記録と対策)に結びつける様子を描いており、「惩前毖后」の実践的な活用例を示しています。

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