1. 日本語対応表現
直訳的表現:小事のため大事を失う
慣用句:木を見て森を見ず(部分にこだわり全体を見失う)
ことわざ:蝦で鯛を釣る(小さな元手で大きな利益を得るが、転じて小さなリスクで大きな損失を招くケースも)
四字熟語:小利大損(小さな利益にこだわり大きな損害を受ける)
2. 中国語読み方と由来
拼音:yīn xiǎo shī dà
出典:戦国策の「亡羊補牢」故事に由来。羊を一匹逃がした時はすぐに囲いを修復すれば損失を防げたのに、それを怠った結果さらに多くの羊を失ったという教訓から。
3. 用例と解釈
例文1:
コスト削減にこだわりすぎて品質検査を怠り、大量リコールが発生した。まさに木を見て森を見ずだ。
意味:小さな節約に固執した結果、より大きな損失を招いた典型例。
例文2:
チームの小さなミスを厳しく叱り続けたら、メンバーが萎縮して創造性が失われた。これこそ小事のため大事を失う状態だ。
意味:細部への過度なこだわりが、より重要なチームの活力を損なった事例。
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