中国語会話 1日ひとつ中国語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話 1日ひとつ中国語

文法モジュール 基礎固め復習コース Lesson18 “没有”を用いた比較表現 解説

“不比”の形
 では中国語に“不比”を使った形式がないかと言えば,あることはあります。しかし一見“比”構文の否定形に見えるこの形は,意味的には“比”構文には対応せず,特殊な意味・用法を持っています。次のように,“不比”の形は,一般に相手の言ったこと(誤った比較結果)に対して訂正・反駁をする際に用いる表現です。

小李比你高吧?
(李さんはあなたより背が高いでしょう?)
[Xiǎo Lǐ bǐ nǐ gāo ba?]

他不比我高。我一米七,他也一米七。
(彼は私より高いなんてことはないですよ。私は1メートル70センチで,彼も1メートル70センチです。)
[Tā bù bǐ wǒ gāo. Wǒ yì mǐ qī, tā yě yì mǐ qī.]

“没有”を用いた比較表現
 肯定の面から述べた比較表現は“比”を用いましたが,比較を否定の面から述べる場合は,普通は直接“不”で否定するのではなく,“没有”を用いて別の構文を構成します。
 比較構文は
A+“比”+B+~⇔B+“没有”+A+~
AはBより~だBはAほど~でない。

文法モジュール 基礎固め復習コース Lesson18 “比”を用いた比較表現 解説

A+“比”+B+~(+…)
で「AはBより(…ほど)~だ」という意味の比較の表現となります。最後の(+…)には,比較した結果どれだけ違うかという差分を示す語がきますが,必ず必要というわけではありません。比較の結果の差分が「少し」の場合は“一点儿”などが,また差が非常に大きい「ずっと~」「はるかに~」という場合は“得多”などがこの位置にきます。

他们班的学生比我们班少两个。
(彼らのクラスの学生は私たちのクラスより2名少ない。)
[Tāmen bān de xuésheng bǐ wǒmen bān shǎo liǎng ge.]

她家比我家远一点儿。
(彼女の家は私の家より少し遠い。)
[Tā jiā bǐ wǒ jiā yuǎn yìdiǎnr.]

我比她更了解这里的情况。
(私は彼女より更にここの状況を知っている。)
[Wǒ bǐ tā gèng liǎojiě zhèli de qíngkuàng.]

次のように“A”“B”の位置には名詞句ばかりでなく動詞句が来ることもあります。

文法モジュール 基礎固め復習コース Lesson17 様態補語 解説

目的語がある場合
“得”は前の動詞・形容詞と,後の様態補語を結びつけるマークですから,必ず動詞の直後に置かなければなりません。したがって,動詞が目的語を伴っている際には,動詞を繰り返し,その後に補語を導きます。
具体的には次のようになります。
    
動詞+目的語+動詞+“得”+様態補語
他说 汉语 说 得 很流利。
Tāshuō Hànyǔ shuō de liúlì
(彼は中国語を話すのがとても流暢だ。)
 
この場合,前の動詞を省略して
    
(動詞+)目的語+動詞+“得”+様態補語
他 汉语 说 得 很流利。
Tā Hànyǔ shuō de liúlì
(同上)
と言うこともできます。

否定・疑問の言い方
様態補語を含む文の否定は,述語動詞の部分ではなく様態補語の部分を否定します。また,反復疑問文にするには,やはり述語動詞の部分ではなく様態補語の部分を反復します。

 他唱得不太好。
(彼は歌うのがあまり上手くない。)
[Tā chàng de bú tài hǎo.]

文法モジュール 基礎固め復習コース Lesson16 可能補語 解説

助動詞“能”との違い
 上述のように,可能補語は主に否定形で用いられますので,「~できる」と肯定の意味を表したいときには,可能補語よりも助動詞“能”などを使って表すのが普通です。
  这种本子你在商店里能买到。
  Zhè zhǒng běnzi nǐ zài shāngdiàn li néng mǎidào.
  (このノートはお店で買うことができます。)
 ただし,助動詞“能”と可能補語が意味上等しいというわけではありません。道理上許されて「~できる/できない」という意味を表す際には,可能補語ではなく助動詞“能”を用います。
  黑板上的字擦不掉。
  (チョークで強く書きすぎていたりして→黒板の字は消せない。)
  黑板上的字不能擦掉。
  (まだ書き写している人がいるので→黒板の字は消せない。)
様態補語との違い
 可能補語の肯定形は,“得”を用いて動詞に接続することから,cardset-056の様態補語と形式上まぎらわしいときがありますが,反復疑問文の形式が異なるので見分けることができます。
 
 (1)可能補語
  洗得干净

文法モジュール 基礎固め復習コース Lesson15 方向補語と派生義 解説

以下にいくつかの常用される方向補語の派生義の例を見てみましょう。
 
下来∶固定する,留まる。
  老师讲的话你都记下来了吗?
  (先生が話したことはあなたはすべて書き留めましたか。)
 
下去∶継続する。
  那件事他们决定做下去。(その件は彼らはやり続けることに決めた。)
 
出来∶無(意味)→有(意味)
  这儿有一个错字,你们看出来了吗?
  (ここには誤字が1つありますが,見てわかりましたか。)
 
过来∶正常な状態へ戻る。
  他从昏迷中醒过来了。(彼は人事不省の状態から気がついた。)
 
起来∶
(1)放置・分散→制御・集中。ばらばらのものが集まる。
  用过的书你可以收起来了。(使い終わった本は片付けていいです。)
 
(2)動作・状態が始まり,それが持続する。
  听了他的话,大家都笑起来了。(彼の話を聞いてみなは笑い出した。)
 
(3)「~してみると」
  这枝笔用起来很方便。(このペンは使ってみると便利だ。)

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