中国語会話基本単語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話基本単語

【春节账单】(chūnjié zhàngdān)[名]春節精算表.

「春节」はご存知の通り、春節、旧正月、「账单」は勘定書、伝票を意味します。この二つを合わせた「春节账单」は、「春節期間の支払いリスト」「春節精算表」となります。

中国人の「春节账单」の項目には、「年货」、衣服、年越しの「年夜饭」、年始回りの差し入れ、お年玉、雑費(「庙会」などでの消費や交通費、映画など)があります。帰省する場合には、往復の飛行機代や電車代も含まれます。最近、大気汚染対策として、爆竹があちこちの都市で禁止されていることから、その分の支出はここ数年減少傾向にあります。

 「年货」には春節期間中の食材やおつまみ、飾り物などが含まれます。昔の中国社会では、新しい服を着て正月を迎える習慣があり、衣服を贈ることがありましたが、最近ではいつでも新しい服が買えるので、目上の方には衣服でなく、健康グッズを贈る場合もあるようです。そして、これらの出費は、帰省の交通費を含めると2万元を超えることも多々あります。

 こうした出費に追われた結果、春節が終わると懐が寒くなり、「吃土」状態にならざるを得ない人も相当いるようです。

【恐聚族】(kǒngjùzú)[名]集会恐怖症患者.

集団の中で人と比べられるものを持たず、自分の仕事や勉強、生活レベルなどに引け目があるなどの理由で、多くの人が集まる集会などの場で他人と比べられることを恐れている人を指します。しかし、こうした人たちは最初からこうした集まりが嫌いな訳ではありません。仕事や生活の向きがよくなって、自分にも人並みに経済力がついたなと考えられるようになったら、進んで集まりに参加するようになります。

 中国ではこのところ、同窓会などに参加すると、思い出を語るほかに、収入、住宅、車、そして、子供の話題で花を咲かせる人が多くなっています。男性の場合、奥さんがきれいかどうか、女性の場合、旦那さんがどれだけ稼げる人か、というような話題が多いようです。男女共通の話題は子供の話題で、どんな学校に行っているのか、成績はどうなのか、また、海外留学をさせているのか、その計画をしているかなどが多いようです。元々は同じクラスで分け隔てなく学んだクラスメートたちも、それぞれの人の価値やキャラクターを無視し、なんらかの基準値を設けて優劣を競うようになってしまうのです。

 同窓会が、再会を懐かしんだり、喜び合ったりする場所でなくなっているのは悲しいことですが、自分が選んだライフスタイルに自信を持っていれば、他人に影響されず、堂々と同窓会などにも参加できるのではないかと思います。

【恐归族】(kǒngguīzú)[名]帰省恐怖症患者.

出身地から遠く離れた場所で就職し、暮らしているにも関わらず、春節に故郷に帰ることを億劫がる人たちを指した言葉です。

 帰省を恐れる一番の理由としては「財政赤字になる可能性」があることが挙げられます。まずは交通費ですが、故郷から遠く離れた場所で就職する場合、往復の飛行機や列車のチケット料金だけでもかなりの金額になります。日本語部の日本人スタッフの場合も、シーズンとタイミング次第によってはチケット代金が異様に高騰しており、一回の帰省でお給料の1ヶ月分以上が飛んでしまうこともあり、帰国することも楽ではありません。

 次に、中国の習慣上、就職をした人は「大人」として認められるので、世代が一つ下の親戚の子供たちに「压岁钱(お年玉)」をあげなければならないことも、帰りたくなくなる理由のようです。ちなみに、最近の相場は1人100元か200元程度ですが、場所によっては1000元以上のところもありますし、金額を競うような習慣を持つ地方もあります。ですから、親戚の人数が多いと莫大な出費になってしまうこともあります。

 さらにもう一つは、結婚や出産などを催促されることです。中国では、ほとんどの親は自分の子供が学校で恋愛することを許しませんが、就職してからは、すぐにでも結婚して、子供を産んでくれることを望んでいる人が多いようです。

【微信红包】(wēixìn hóngbāo)[名]WeChatおひねり.

「微信」はおなじみのインスタントメッセンジャーアプリ「ウィーチャット」のことですね。「红包」は、これもすでにおなじみとは思いますが、お金を赤い封筒に入れたもので、お年玉、お祝儀、ボーナスなど場合によって色々な訳し方があります。この2語を組み合わせた「微信红包」は、ウィーチャットによる「红包」ということになります。

 これはウィーチャットが2014年の1月27日にリリースした機能で、2015年の「春节联欢晚会」で観客と番組とのインタラクティブな交流に用いられて一般化したものです。金額は色々ありましたが、好奇心旺盛な視聴者たちは、みんな夢中になって取り組んでいました。

 その後、企業はこの「微信红包」を連動させたイベントを展開し、一時的、熱狂的なブームを巻き起こしました。メッセージアプリで金銭のやり取りをすること自体は。最初、色々疑問視されたり、問題になったりしましたが、徐々にセキュリティを含む様々な機能が整いつつあり、生活の一部になっており、いわゆる中国版フィンテックの浸透の起爆剤になったとも言えます。

【视频拜年】(shìpín bàinián)[名]お年賀ビデオ.

「视频」は映像、動画のことで、「拜年」は年始回りをする、新年のあいさつをするという意味です。「视频拜年」でビデオ通話や録画映像などで新年のあいさつをすることを指します。

 新年の挨拶と言えば、北京では昔、日本の「良いお年を」に相当する言い方で「过个好年」というフレーズが使われていました。これは旧正月を迎える前に言うあいさつで、ほかには「拜个早年」という言い方もあります。旧正月の元日を過ぎて、初めて会った時には「过年好」と言い方が変わり、旧正月の期間中には「给您拜年啦」とも言いました。タイミングが違うと言い方も変わるわけです。ちなみに、旧正月が過ぎてしばらくあっていなかった場合に「拜个晚年」と言いました。もちろん、これらは今でも一部で使われている言い方です。

 通常中国人の一家は元旦を家で過ごし、二日目はお嫁さんの実家に、三日目は親戚関係に、それが終わると同級生や同僚、友人、隣人、仕事上の関係者などにと、順繰りに「拜年」します

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