北京地下鉄のたび ―蘋果園駅―

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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2008年のオリンピックを契機に、北京市内では新たに5号線、10号線、4号線といった地下鉄路線が開通し、現在は15号線の建設工事が行われている。まるで最近の出来事のように思われるが、地下鉄はすでに40年以上の歴史を持っている。

 北京で初めて地下鉄工事が開始されたのは、1965年7月1日である。中国初の地下鉄である。およそ4年の歳月をかけ、1969年10月に開通し、1号線と名づけられた。この時、ワシントン、サンフランシスコ、シンガポール、ソウルといった国際都市でさえ、まだ地下鉄はなかった。北京も人口300万足らず、移動は歩行か、人力車でバスの乗る人も少なかった時代に、戦争に備えた軍事施設として建設されたのである。

 1号線は北京市内を東西を貫き、北京の金融、トレンド、政治、商業の4つの中心地をつないでいる。また軍事博物館、首都博物館、国家大劇場、故宮、天安門といった有名な観光スポットがたち並ぶ路線でもあり、古代の北京と現代の北京をつないでいる。

 蘋果園駅(苹果园站)

 この地は明の時代にりんごの樹が植えられていた庭園であったことから、『りんご園』と呼ばれた。この駅は地下鉄1号線の西の始発駅であるが、実際にはそうではない。西へ向かって、福寿嶺駅、高井駅の2つの駅がある。もともと軍事用として建設されたもので、ここはまだ一般には開放されていない。

 法海寺、八達嶺公園へのアクセスに便利である。

 観光スポット

 香山公園

 この公園の歴史は長く、もともとは皇帝の庭園であり1956年に人民公園として開放された。秋はもみじの名所として知られ、多くの市民が足を運ぶ。

 園内にも香山遺跡、碧雲寺や毛沢東がかつて仕事や生活の場として使っていた双清別荘などの見どころがたくさんある。

 入園料: 5 元/人 (11月16日~3月31日)

     10元/人(4月1日~11月15日)

 アクセス:地下鉄D出口出て、運112番バスに乗車、紅旗村駅で下車。所要時間およそ30分。

 北京植物園

 この植物園は、植物園区、科学研究区、名勝古跡区、自然保護区から成り、10000種あまりの植物が収集されている。特に『桃園』では、世界中から多くの桃の品種が集められ、春には『北京桃花祭り』が開催され、数百万人が訪れる。

 入園料:5元/人(ただし、特別展示には別途料金あり。すべて込みのチケットは50元。)

 アクセス:地下鉄D出口出て、運112番バスに乗車、北京植物園駅で下車。所要時間30分。

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