【独角兽公司】(dújiǎoshòu gōngsī)[名]ユニコーン企業.

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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「独角兽」は鼻先に角が一本生えている、ギリシャの神話の中の伝説の生き物「ユニコーン」「一角獣」の中国語訳です。日本では手塚治虫原作のアニメ「ユニコ」でも存在がメジャーになりました。今日のお題の「独角兽公司」(「独角兽企业」と呼ばれます)は、直訳と言いましょうか、字面そのままに所謂「ユニコーン企業」を指した言葉です。ユニコーン企業というのは、ご存知の方も多いかとはおもいますが、企業としての評価額が10億ドル以上に達しながらも株式が未上場の段階にあるベンチャー企業を指した言葉です。

 このユニコーン企業は世界中で生まれていますが、最近では特に中国でたくさんの「独角兽公司」が登場しており、その数は2017年1年だけでも22社に上ります。調査会社CB Insightsの統計では、2017年5月30日現在、中国の「独角兽公司」は合計47社にのぼり、米国に次いで世界第2位になっているそうです(実はこの「独角兽公司」に関しては、中国独自の評価基準も存在します。その基準で判断すると、中国国内の「独角兽公司」の数はCB Insightsなどの国際調査会社の統計を遥かに上回るものになっています)。

 日本で名前を聞くことのできる中国企業、例えば滴滴出行(ディーディーチューシン)やシャオミ、美団大衆点評(MEITUAN)や陸金所(Lu.com)などは大体ユニコーン企業に数えられる存在です。これらの例からもわかるように、中国の「独角兽公司」はイーコマース、フィンテック、シェアリングエコノミー、ハードウェア、ソーシャルなどのB2Cの分野、特にプラットフォーム企業に集中しているほか、去年の下半期にはAI関連の企業も頭角を現しています。

 こうしたユニコーン企業が続々生まれる理由は、中国が国全体をあげて政策の面から彼らを後押ししていることが大きいのではないかと思われます。中国の一部の地域では、今も継続的に「独角兽公司」を育成する環境づくりに注力していますから、今後しばらくは「独角兽公司」が続々と生まれてくるのではないかと思われます。

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