【视频拜年】(shìpín bàinián)[名]お年賀ビデオ.

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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「视频」は映像、動画のことで、「拜年」は年始回りをする、新年のあいさつをするという意味です。「视频拜年」でビデオ通話や録画映像などで新年のあいさつをすることを指します。

 新年の挨拶と言えば、北京では昔、日本の「良いお年を」に相当する言い方で「过个好年」というフレーズが使われていました。これは旧正月を迎える前に言うあいさつで、ほかには「拜个早年」という言い方もあります。旧正月の元日を過ぎて、初めて会った時には「过年好」と言い方が変わり、旧正月の期間中には「给您拜年啦」とも言いました。タイミングが違うと言い方も変わるわけです。ちなみに、旧正月が過ぎてしばらくあっていなかった場合に「拜个晚年」と言いました。もちろん、これらは今でも一部で使われている言い方です。

 通常中国人の一家は元旦を家で過ごし、二日目はお嫁さんの実家に、三日目は親戚関係に、それが終わると同級生や同僚、友人、隣人、仕事上の関係者などにと、順繰りに「拜年」します

 今回のトピックである「视频拜年」は、映像での新年の挨拶という意味になります。元々はパソコンなどで遠く離れてすむ親戚同士の間で流行っていたリアルタイムの挨拶が、グループだったり、企業などで使われるビデオレター形式に発展したものです。スマホをもつ個人同士でのリアルタイムのものも勿論まだありますが、ここでは、挨拶を録画し、それをネットにアップロードしたりすることをいったものです。そうした挨拶ビデオの中には、手の凝った編集を加えたものも発表されており、プロモーションビデオのような派手な演出をした、まさに「作品」と読んでもいいようなレベルのものも出てきています。

 こう見てみると、あいさつの形もここ20年でだいぶ変わってきました。昔は対面だったものが電話になり、携帯電話が普及してからはショートメッセージになり、インターネットが普及すると電子メール、さらに、移動端末、スマホのアプリを通じてあいさつするようになり、と、どんどん手軽になる反面、お付き合いも形式的、表面的になりつつあります。その流れの中で出てきたこの「视频拜年」は、なんでも使ってみようという好奇心、自分が映像の中で活躍できる面白さ、一斉に多くの人にリーチできる実用性がミックスされた方式という事ができます。人付き合いの温もりは割り引かれたものになりますが、そんな中でもコミュニケーションを保とうとする考えの発露なのかも知れません

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